ワンダークラウン【ワンクラ】：少年漫画のような熱く緩い王道ファンタジー
ワンダークラウン【ワンクラ】～七つの大陸と忘れられた島国～
ワンクラはゆるドラシルを運営しているクローバーラボが開発したソーシャルRPGだ。英雄の子孫である主人公が魚人執事や王女様と共に世界を旅する物語が展開する。ゆるドラシルから継承したゆる～いキャラやその掛け合いが楽しめる一方、主人公の成長物語など熱いストーリーも楽しめる。
私が紹介するソシャゲは原則的にストーリーに力が入っている。ワンクラもその例に漏れず王道ファンタジーなノリの物語を楽しめる。ライトノベルよりも少年ジャンプなど漫画のファンタジーに近い。序盤、いかにもギャグっぽい魚人が話しかけるので、「あぁ、ゆるドラシルのノリか」と思ってしまうが全くノリは異なる。周囲が変人ばかり集まるので主人公の突っ込みが冴え渡る様はゆるドラかなと思ったが、ストーリーがすごい真面目。つまりギャグとシリアスのバランスがいい。
パーティーは主人公と魚人執事以外に4人の女の子。魔族が復活したため、野望を止めるために世界を渡り歩く。1章がプロローグとして、2,3章、4,5章、6,7章と2章おきに大陸が変わる。この2章ずつで入れ替わるサブキャラが5,6人いる。互いに敵味方に別れた獣人兄弟、脳筋姉と魔術馬鹿な妹、戦隊風味なグループなどギャグキャラだったり深刻な対立構造を作っていたりとサブキャラも個性的だ。
期間限定イベントもテキスト量がそれなりにあり、面白い。
2wave,3waveの数ターン勝負。大ダメージの短期決戦型システム
戦闘はドラクエ式のターンバトル。自キャラ6人の攻撃を全て選択してから戦闘がはじまる。4属性の効果が強く、弱点属性に大ダメージを与えれるが、逆の場合はほとんど通らない。最初にMPマックスでスキルを使用するたびに減っていくため、ターン数、後の敵の強さなどを考えて効率よくスキルを使っていく必要がある。スキルの発動回数に影響するので、何気にMPが一番大事な要素。
戦闘は通常2wave、ボス戦やイベントが3waveで短期決戦型。ノーマルモードの場合、2waveの場合、メンバー5人+フレンドが全体攻撃スキルを持っていて、2発放てるMPがあれば簡単にクリアできる。ちなみに、ほとんどのメンバーが条件にあてはまるのでそれほど心配する要素でもない。3waveはスキルを分散させて使っていけばクリアできる。つまり、ストーリーを見る上でのストレスはあまり貯まらなかった。
▲ボス戦のボスは巨大で強敵。あまりボス戦はないけど、その分、多少の苦戦はするかも。
反対にHARDモードは、適度に難易度が高く。敵に合わせた属性配置やキャラの選別も重要になってくる。
ちなみにストーリーモードで課金通貨がそれなりに入手できるので、星4が1体確定の10連を複数回まわせる。初期星4キャラは全員星5まで進化するので、キャラにもあまり困らない。たぶん星4Lv MAXだけでノーマルモードは問題なさそうだが。
このように、明らかにワンクラはストーリーを軸にゲームシステムを構築したゲームだ。ストーリーは戦闘の前後と戦闘中に進む。戦闘中の会話は回想に含まれないのが残念。(ノベル形式ストーリーの回想はあり)
スキルが大事！強化要素
強化は合成・進化・スキル強化・限界突破がある。レベルはストーリーを進めれば上がっていくのであまり合成は意識しなくてよさそうだ。曜日ダンジョンで進化素材が集まる。星3→星4は容易。星4→星5は1つだけ入手確率が低いアイテムがあるが一応曜日ダンジョンで入手可能。なので進化で困る事はあまりないと思う。
面白いのはスキル強化で、攻撃力アップの他、消費MPが減る。日曜ダンジョンで強化素材が集まるので、それでメインで使うキャラのスキルを強化する事になる。攻撃力の上昇よりもMP減少が大事で、1回の戦闘で使用できるスキル回数が2回から3回に変化するだけでクエストの難易度がずいぶん変化する。
ストーリーを楽しむ上では、あまりストレスがたまらないように設計されているので、気になった場合は遊んでみてはどうでしょうか。あと、心配事だけど、これガチャ売れるのかな。少なくともストーリーを楽しむ上ではメイン・期間限定イベント共に星4までで十分だと感じる。星4まで進化する星3がいるので欲張らなければ十分だったりする。
