Lara Croft GO【ララクラフト ゴー】:サバイバル感あるターン制パズル
美麗な映像表現は健在、トゥームレイダーのオマージュ
Lara Croft GOはトゥームレイダーシリーズの主人公ララ・クラフトが主人公のパズルだ。スクエニの海外カナダ拠点のスクウェアエニックス・モントリオールが開発している。パズルでありながら、オリジナル作であるトゥームレイダーのアドベンチャー的緊迫感や未知の遺跡を探求する冒険心などの要素が散りばめられていて演出表現は申し分ない。
Apple iPhone ゲーム・オブ・ザ・イヤー 2015、ベストモバイル/携帯ゲーム賞 - The Game Awards 2015、Apple Design Awards 2016と次々に賞を受賞している事からも質の高さが伺える。
前に進めばララが走り、階段を下りればララが降りる動作をする。槍を投げると専用のモーションがあり芸が細かい。また、ステージクリア時に後ろから大蛇が襲ってくるようなアクション溢れる演出もある。正直、パズルとしては演出が過剰だ。音楽は遺跡らしい環境音で演出も派手ながらパズルを台無しにする内容は一切ない。純粋なパズルの妨げにはならない。
ララをゴールまでギミックを解きながらターン制で導く内容は純粋なパズルとしても上出来だ。パズルが上質なので、トゥームレイダーを知らなくてもパズル好きなら是非プレイして欲しいゲームでもある。実は私もトゥームレイダー未経験だしね。
Lara Croft GOはオーソドックスなターン制パズル
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さて、Lara Croft Goのパズル内容だが2Dならよく見かける主人公をスタート地点からゴールまで運ぶ倉庫番に近いターン制パズルだ。Lara Croft Goは3Dで高さの概念もあるがマス目が存在し、ララを進行させると1ターン進む。ターンが進むとギミックや敵モンスターが独自ロジックに合わせて1歩動く。ララはスイッチや仕掛けを操作して敵を倒したり、はたまた敵の行動を誘導して敵にスイッチを押させたりする。そしてゴールまで進行するのだ。
Goシリーズの前作「Hitman Go」からの変化、そしてLara Croft GO最大の魅力はやはり高さの概念がある事だろう。2Dの同種パズルと比べて表現できるパズルの内容が増える。
価格は600円。アプリにしては高額だが、その価値がある素晴らしいゲームだ。
▲探索感もばっちり
Lara Croft GOの仕掛けを紹介する
さて、当サイトでパズルはどこかのステージを攻略する事で実際のイメージを伝えて紹介としているが、Lara Croft GOの仕掛けは本当に多彩で1ステージの攻略だけでは伝えきれない。そこで今回はギミックを紹介する。合わせて画像などでパズルの雰囲気を感じ取って欲しい。
スイッチ
ララがその位置にいる時にタップすると切り替える。地面が移動したり、高さが変化するなど。ゲームの要
押しボタンスイッチ
ララやモンスターがその場にいる間だけ反応するスイッチ。離れると仕掛けは元通りに戻ってしまう。
ひび割れ
同じ場所を2回通過すると壊れる。その場にララがいるとゲームオーバー。崖にひび割れがある場合もあり、その場合2回通過するとララは下に落ちる。下に地面がなけれべ地上と同じくゲームオーバーだが地面があれば助かる。モンスターを誘導して倒すのによく利用する。
回転ノコギリ
一定の区間を行き来するトラップ。ララやモンスターを切り刻む。
壁台
前方に押したり、後方に引き下げたりできる。台の上と高さが同じ地面から飛び乗る事もできる。
たいまつ
近づくとララが火をくべる。火はモンスターを近づけさせない効果があるため、強力な武器になる。
大岩
前方一直線に近づいてくる。障害物があると止まる。また、横方向などから力が加わると方向転換する。ララやモンスターを押しつぶす凶悪トラップ。
投げ槍
ララ用の武器。離れた位置から前方一直線にいる敵を倒す事ができる。
ヘビ
モンスター。主人公が蛇の前方に来ると食われてゲームオーバー。基本的にその場で動かないので背後や側面から近づくとララが銃で倒す。ララが火を持って前方にいる場合のみ恐れて後退する。後がなくなり火を持ったララがさらに近づいても倒せる。
アリゲーター
ララが前方2歩、叉は前方斜め2歩の位置にいると発見、以後ララの行動を追跡するように後を追いかけてくる。スイッチ操作などで追跡ルートが進行不可になるとその場に止まる。側面や後方からの攻撃で倒せる点や火があると逃げる点などはヘビと同様。
蜘蛛
直線方向を行き来する。行き止まりになると反対側に動き出す。側面や背後から攻撃可能。ララとぶつかるとゲームオーバー。