スマホアプリに移植された弾幕の雄「彩京シューティング」まとめ
今は無き2D弾幕シューティングブランド「彩京」、
かつて、1990年代後半から2000年代前半は弾幕シューティングが流行り出した時期であり、この頃は企業製の良質な弾幕シューティングが量産された年でもあった。ケイブの「怒首領蜂」「虫姫さま」、アルファシステムの「式神の城」、トレジャーの「斑鳩」、匠の「ギガウイング」など。中でもケイブと彩京は上質な弾幕シューティングを量産し続けた。ケイブは近年だとソーシャルシューティングゲーム「ゴシックは魔法乙女」が好調でまだまだ近年の技術を用いて2D弾幕シューティングの名作を生み出している。しかし、彩京はブランド名を残すのみで近年の活動は無い。(実質、解散している)
1ステージのプレイ時間は1～2分、後半ステージになると緩急ある敵の弾が厄介になるなどの特徴がある。ショット・ボス・スーパーショットを駆使する。何度もプレイしてパターンを覚えて攻略するシューティングが多いのも特徴。どちらかと言えば中・上級者向けのゲーム。だけど、彩京ゲーと呼ばれる独特の風味があり、一度ハマると抜け出せない魅力がある。
また、泉谷雅樹氏の作曲する非常に高いクオリティの音楽も魅力だ。デジタルロック調の音楽が素晴らしい。
その彩京シューティングだが、スマホで遊べたりする。韓国のメーカー「MOBIRIX」がスマホ移植の権利を買い取り、販売しているようだ。基本無料の作りに置き換えられているものの、課金要素はブーストアイテムや新規キャラの購入などに留まっており、ゲーム性には手をつけず忠実に移植している事が特徴だ。また、ゲーム性を損なわない程度にスマホのタッチスクリーンで遊びやすいようなカスタマイズも施されている。オートショットで操作は相対タッチ。移植者の愛が感じられるので旧来のファンも安心して遊べる。ただ、海外製を元に移植されているので、英語である。(日本語ボイスなどはそのまま)。まあシューティングなのであまり関係ないと言えばないのだが。
そして、メーカー製の質の良い2D縦シューティングを無料で遊べるため、彩京を知らないプレイヤーも是非遊んでほしいと思えるアプリだ。それではすでに移植されたアプリを紹介していく。
ガンバード2
魔法と科学がそれなりに発達したファンタジー世界が舞台の縦シューティング。緩いキャラとアニメ調のグラフィックとユルめのストーリーが特徴。ストライカーズ1945の影響がありそれなりに本職よりは簡単だが弾幕の影響でそれなりに難易度がある。、ほがらかでプレイしていて楽しいなと思える内容。日本語のボイスとノベルパートも全て収録されている。私個人としてはガンバード1もプレイしたいので移植に期待したい。
ストライカーズ1945-2
第二次世界大戦が舞台のシューティング。かなり硬派で王道で名作中の名作。ライトニングとシデン以外は課金通貨で購入。結構な覚えゲーだが、弾幕シューティングの魅力が整えられている傑作。レベルデザインにも優れていて、まずは何も考えずにプレイして欲しい一作。
ストライカーズ1945-3(ストライカーズ1999)
ストライカーズ1945-2の続編。日本名はストライカーズ1999、海外名はストライカーズ1999。Google PlayとiTunesで表記が異なるが同一ゲーム。家庭用ゲーム機に移植されていないタイトルなため、現在遊べるのはこのスマホ版だけになる。
戦国ブレード
和・妖怪などを意識した横シューティングゲーム。横シューだが、まあいつもの彩京さんのプレイ感。和風のドットグラフィックが、今見ても素晴らしく色あせない。ボスの変形や短時間ステージな事もあり飽きさせない作りで面白い。2Pモードだともう一人がグラディウスのオプションのような働きをする。
