VOEZ:左右の譜面移動が新感覚のRayark第三弾音ゲー
VOEZはCytus,DEEMOの正当進化音ゲー
その昔、音ゲーと言えばコナミの独占だった。一時期DJ MAXが勢力を伸ばした事もあったがビーマニシリーズは独特の基準による高クオリティの楽曲を提供し続け一大勢力を築き上げた。その勢いにメスを入れたのが台湾に本社を置くRayarkのCytus、続編のDEEMOだった。Cytus、DEEMOはビーマニ陣のアーティスト、クローンビーマニであるBMSの人気アーティスト、同人界隈で賑わせているアーティストを採用し縦落ち譜面を採用したシステムを取り入れた。その魅力はビーマニに通じるところがあり、ビーマニ製の移住を呼んだ。
VOEZは一見Cytus,DEEMOを踏襲しテーマを変えただけの音ゲーに見える。上から落ちてくる譜面、長押しと1回タップするシステム。しかし、VOEZはこの基本システムを踏襲しつつ新たなシステムを採用した。
楽曲は日本アーティスト中心だが、台湾、韓国、香港、タイなどのアーティストもちらほら見える。
譜面が動く
VOEZは譜面が音楽に合わせて左右に動く。上から降ってくるバーも譜面に従って左右に動きながら落ちてくる。また、特殊なバーは右か左にタップするようになっており、タップすると譜面が一瞬でタップした方向に移動する。横ラインをいくつも刻んでいる長押しバーはタップしはじめると横ラインの方向に少しづつ移動する。プレイヤーは長押ししながら少しづつ指を移動させていく。
近年複数の音ゲーがリリースしているが、VOEZのシステムはスマホ・アーケード共に初めて見る。音ゲーを単純な音ゲーにするのではなく、雰囲気を重視しているRayark社らしいシステムで、この譜面移動はランダムに行われるのではなく、曲の流れに合わせて移動しているのがポイントだ。曲への没入度がいままで以上に高まる。
判定は多少シビア
DEEMO,Cytusに比べて判定は多少シビアになっている。体感的にはCOMBOがつなぎにくい。また、NORMALはあまり問題にならないが、HARD以降だと上述の譜面が動く点もさらに難易度を上げている。
良質な基本無料形式
Cytus,DEEMOとは課金形式が異なっている。まず、アプリ本体は無料だ。つまり基本無料形式だ。無料で遊べる曲も8曲提供している。遊べる楽曲はスタミナ無しで延々と遊ぶ事ができる。32曲はアンロック方式となっている1曲3つのキー(アプリ内通過)で解除するか、40個のキーで全曲まとめてアンロックする方式だ。キーはゲーム中でミッションをクリアして入手する。また、販売している。現状40個のキーをためるには55個4800円で購入するか、25個2400円で購入してアプリ内でキーを貯めていくのが最も早く全楽曲をアンロックする形式だろう。
実質は32曲4800円と言えるだろう。なお、無料8曲+貯めたキーで解放していくだけでも充分楽しめる。
イラスト
アプリ内でミッションをクリアしていくとキー以外にイラストを入手できイベントが進んでいく。ほろ苦い青春を感じそうなお洒落なイラストだ。私は音ゲーがメインなのであまり心惹かれなかったが、これがDEEMOなどの雰囲気に変わる新たな要素だろう。青春を謳歌する6人の少年少女達が音楽に出会い,夢を実現するためバンドを結成する物語だそうだ。
VOEZまとめ
間違いなく、音ゲーファンはプレイするべき新たな音ゲーが誕生したと言っても過言ではない名作だ。特にラインが動く間隔がとても新鮮だった。私もしばらくは腱鞘炎になるかもしれない。