Power Hover:スケボー操作が独特な縦ランアクション
Power Hoverの概要
Power Hoverは電力が枯渇し、荒廃した地が舞台の縦スクロールランアクションゲームだ。遺跡になったかのような砂漠・水上・洞窟などを他縦ランと異なる操作で進むオリジナル要素が強い良作だ。ステージ上に散らばる電力を集め、建物の電力を復旧させていく。
Power Hoverの特徴はスケボー故の物理挙動溢れる操作感
さて、Power Hoverの主人公は何故かスケボーに乗って世界を冒険する。そして縦ランゲーでよくある要素の3ライン制を採用していない事も特徴で、横幅がとても大きいノビノビしたプレイが可能だ。スケボーで広大な世界をちっぽけな主人公がスケボーで走る冒険心溢れる世界観だ。
画面の左右を押下すると、主人公はその方向に移動する。スケボーの特性か、押下した瞬間は小さくしか移動しないが、押下を続けると、斜め横移動が大きくなる。また、横移動が大きいと慣性の法則により真正面移動に戻るまで時間がかかる。よって急な方向転換は難しい。レースゲームでドリフトをかけながら右カーブ左カーブを一気に曲がるイメージだ。画面外まで主人公を移動する事も可能だが、Dangerと表示され数秒の猶予があるが強制ゲームオーバーになる。
Power Hoverは独特な荒廃感が素晴らしい雰囲気ゲーム
視点が頻繁に変わり、見下ろし型から主人公後方へと視点に変わったり、カメラワークが一直線に進むのではなく左右に移動したり(左右の限界が変化するので主人公も左右に移動しないといけない)するので目を楽しませてくれる。縦ランなのに横持ちである事からも横方向への力の入れ具合が見える。
砂漠や海にも建物やオブジェクトがあり、竜みたいな生物や動く重機など動的な障害物がある。重力が安定していないのか、360度回転できる洞窟や90度重力が移動する建物など不思議な空間も存在する。ギミック心が溢れている。3ライン制を廃止した影響でその世界はとても広大に見える。
小さな岩や建物内のレーザー光線を華麗に避ける様は、左右に華麗に移動するスノボープレイが光る。
電力を奪う敵を追いかけるステージもある。ボス戦もある。
敵を追いかけるステージは前方のスケボーに乗った敵が電力を落とすのでプレイヤーはそれを拾う。たまに爆弾を落とすのが難しい。
7ステージが一塊で7ステージ目はボス戦になる。通常はラストまで進むステージクリア型だが、ボス戦は主人公が死亡するまで延々と続く持久戦だ。難易度が高く慣れるまでは死亡を繰り返す。
電力でPower Hoverのプレイが快適に
電力で建物を復旧すると建物に応じたボーナスがある。主人公の最初のライフは2だ。ステージ攻略中、複数の
中間ポイントがある死亡したら中間からはじまるがチャンスは1回しかない。が、建物を復旧させると最大ライフの増加やゲームオーバー可能回数の増加(ライフがなくなると完全回復できる回数)、ゲーム中にライフ拾える確率アップなど、やり直しを快適にする要素が解放していく。
Power Hoverの難易度は鬼畜ではないが簡単にクリアできるほど簡単でもない。繰り返しプレイをしてコツを掴みながらクリアするほどには難しい。そのため、ステージ後半になるほど、このライフは重要な要素となっていく。
価格は買い切り制の480円。ゲーム内の追加課金や広告は無し。こんなゲームもあるのかっと驚き満載のゲームなので遊ぶためは勿論、ゲーム開発者などに新たな刺激を感じるゲームとしてプレイして欲しいアプリだ。
Power Hover - Google Play の Android アプリ